今さら日記ー大阪プチ旅行①

 

11月に入った。

もう年末まで2ヵ月しかないのかぁと、ふと思ってちょっと身が引き締まる思い(汗)。といっても、年が変わるからなになんだろうということでもあるけど。

書いてて思ったけどちょっと冷めすぎな気もしますね。うーん。「ああ新年だな、家族と会ったり、神社に行ったりなどこの行事をやらなければ」ということではなくて、だから今まで通りでよし!ということでもなくて、なんとなく僕は区切り自体は大切なことなんじゃないかなぁとも思います。なぜ?と言われたら答えるのは難しいけど、小説も「終わり」がないと作品として完成しないじゃないですか。終わりがないと読む気がしないというか。ああ、なんとなくわかった、動機づけなんでしょうか。大掃除も終わりがないとやる気しませんもんね(笑)。

 

さて、今回は9月上旬の出来事を書こうかなと思いました。

すごい今さら⁈なんですけど、なんでかっていうとね、この前机の上を掃除してたら2、3枚ピラピラって紙切れが出てきて、これが9月上旬に行った大阪は鶴橋の日記だったんです。(勘の良い人は僕が大の掃除サボり男だということが分かるでしょうか。笑)。自分は日記帳を別に持ってるんですけど、この時はそれには書かなくて、別の紙に書いてたんです。もはや書いたことも忘れていました。う~ん、これは捨てるのはもったいないなと思って、本当にメモ的な内容だったので、今回はちょっとそのとき感じたことも振り返りながら書き直して残そうと思いました。なので、文章形式は日記調になっているのご了承を。といっても、誰かに見せたいというよりかは備忘録のつもりで書きます。

 

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9月1日 

 昼前に自宅を出る。めったに乗らないタクシーを呼んで、同居人二人と一緒に家を出る。雨が小ぶりだったので、「一応持っとこか」と言って傘を持っていく。最寄りの駅に着く。最寄り駅近くにある某銀行へ寄る。平日の昼間もあってか、ATMは列ができていて並んだ。

 プラットフォームで電車を待つ。自分たちが乗りたいのは「快速急行」。一つ電車が停まる。同居人二人が乗り込もうとするけど、これは「普通」電車。「いやまだだよ」と僕が言うと、「ええ!」と新鮮な驚いた顔をする。だいたい電車の色で分かるやん!と僕は内心思うけど(笑)。それからまた一つ電車が来た。これにも乗ろうとする、これは「特急」。「違う違う!」と僕が言うと、また「ええ!」と二人。プラットフォームで待っているときにこの二人は「韓国に行きたい!」と話していたけど、これで大丈夫だろうか(笑)。ちなみに、二人は電車の色も知っているし、「快速急行」に乗らなければならないということも知っている。たぶん頭では分かっているけど「電車が来たら乗る」という無意識で条件反射的なものをもっているんだろう。うーん(笑)。この二人はたぶん韓国に文化的=「電車が来たら乗る」的身体を携えて行くのだろう。危ない危ない。やっとこさ、「快速急行」に乗り込み(ここから乗り換えなしで行けるので楽ちん!)ぼぉ~と車窓を眺めていると、携帯にメールがぶるぶる。見てみると恩師からの返信(詳しく言えないけど)。「焦りは心身共に良くはない」。あぁ、その通りだなと思う。

 鶴橋に着くと、「着いた」と思える。電車から降りると焼肉の香ばしい香りが「お出迎え」してくれる。おじゃまします(__)。駅周辺をぶらぶらする。駅構内というか、どう言われているんだろうか、「駅延長」?「高架下」?をぶらぶら歩く。近鉄の改札前には本屋さんがあって、結構自分的には感動だった。文化水準が高いんだなと思う。

 お昼が少し過ぎてしまったので、おなかもすいてくる。「やんな~」とかわざわざ三人で確認し合う(笑)。そこで「高架下」の路地から少し抜けたところにある韓国食堂「チング」さんに入ることにする。店のなかは当たり前だけど韓国語しか聞こえてこない。唯一日本語が聞こえてきたのはテレビからだった。すごい、圧倒的。僕は冷麺がどうしても食べたかったので注文した。以前同居人が作ってくれた冷麺を食べたことがあったが(これも美味だった!ありがとう)、こちらの冷麺は自分にとっては意外に麺が固すぎず、あえていえば素麺くらいの固さかな。でもしっかりこしがあって食べごたえは抜群だった。自分はうどんでもそばでもラーメンでも(それぐらいしか麺類を食べたことないから)、麺が固いのが好き。やわいのはにゅう麺などの薄味で優しい味のが好きかなぁ。脱線したけど、そうそう、スープはキンキンに冷たくて(外は蒸し暑かったので最高だった)、お酢がキュッと輪郭をつくり、だしが舌に染わたりなじみ、まろやかさもあって、とても美味しかった。あと印象深いのはやっぱりキムチだった。僕がイメージしていた韓国のキムチといえば「唐辛子がべっとりで海鮮だしがぶわぁ」というおそまつなものだったけど、「チング」のは全然違った。少し浅漬け(な印象を受けた)でシャキシャキ感が楽しくて、それでもやはり辛みは舌の根の元でどっとかまえている。こうも違うものかぁと思った。家でも食べたいな。とても美味しかった。

 「コリアタウン」。「コリアタウン」は近鉄駅から10分くらいかな、少し歩いたところにある。僕は鶴橋全体=コリアタウンと呼ばれていると思っていたから(これもまたおそまつなもの)、うん、違うんだね。どうやら三つの商店街全体のことを指すみたいだ。そうそう、鶴橋に行く前日の夜、同居人と「予習」をしておいたのだ。「予習」といってもYoutubeで「鶴橋観光」みたいに検索をかけ、観光客がビデオ撮影したものを見たのだった。「予習」のとおり「コリアタウン入口」と書かれた看板を発見し、左に折れると一通路の長い「タウン」が見える。赤や白など色彩豊かなお店が並んでいた。色の統一感もすごいのだけど、僕が「おぉ~」と思ったのは、通路を見渡す限り観光客の圧倒的な女性比率の高さだ。野郎がいるとすればほとんどカップルだけ。野郎集団もほとんどいないし(もちろんいたかもしれないけど自分たちが歩いて見た今日限りはいなかった)、なんとなく自分はここにいて良いのだろうかと思った(別に排除されているわけでもないから良いのだが)。

 「コリアタウン」で乾麺など食品やらを買ってはやばやと抜ける。晩御飯は17時から(お店の開店時間)だったので、少し時間がある。なので、駅の近くにあるスーパー銭湯に行こうかという運びに。荷物もあったのでどこかで休憩したいね~なんて話していたのだ。このスーパー銭湯に関してはあんまり記憶が無い(笑)。いや、行ったよねというのは分かるんやけど、特徴は?思い出は?というと、う~ん、そこまでない(笑)。強いていえば、水風呂が正方形ではなく縦に長~い長方形だったな。なぜなのだろう?別に自分は正方形でなくてはならないという強権派ではないけど(そんな人いるのだろうか?)、変な形だなぁという感じはする。だって、いったん水風呂に入るや否や、新たに入ってくる人もいるから奥に詰めよかということになり(実際かなりの人数が水風呂に入ってきた)、僕はどんどん奥から出られなくなり、出るのが一苦労な思いをした(笑)。おかけで身体を温めるためにまたしっかり湯舟に入りなおすことになり、僕はサウナは三セットするのだけど、けっこうのぼせてしまった。風呂後は脱衣所で脱力タイムズをしっかりとった。ふう~。ロビーへ降りると同居人たちもちょうど出てきたようだった。言うことなしタイミングだ。

 心身共に落ち着いてから、駅付近にある「セマウル食堂」へ向かう。晩御飯は焼肉だ。そう、心身共に綺麗になったところでこってり焼肉を煙とともに食べるのだ。贅沢。ここは事前に同居人たちと決めていたお店で、最大の楽しみポイントだった。同居人OKNはかれこれ数年前から、事あるごとに「あぁ~、やっぱり鶴橋で本場の焼肉食べないとね!」と言っていて、かなりウキウキだったに違いない。店内はといえばとても洗練されたあかぬけたような内装だった。落ち着いて安心して食事ができるところだと思う。旅先でそういうところに入れるのは、疲れもありゆっくりできるという点から良いなと思う。そうだ、たしか、豚がメインだった。頼んだ料理はサムギョプサル、プルコギ、肩ロース!。フルコースで贅沢だった。こう書くと多いな!と思われるかもしれないけれど、実際にはパクパクと食がすすむすすむ。うまいうまい。チャミスルをチーン!(ちゃーん!だったけな)。辛みそを豚バラにちょっとのせて、サンチュ的なものでまきまき、口へほーい・ほい。うまいうまい。じゅうじゅうという鉄板の上で豚が焼ける音、煙を眺めながら、ちゃーん!・まきまき・ほーい!を数十回繰り返して、お店を出る。いや~旨かったなぁとまた確認し合う。この瞬間は幸福感にぶるっと包まれて気持ちが良いもんだよね。さて、宿へと向かおうかと言って、もう暗くなってしまった鶴橋の下町を歩きだした。

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今回のブログ、というか日記はここまで。また思い出しながら書いていきましょう。