前回に引き続いて。
都城のあちこちを周っています。
けっこう写真も溜まってきたので、載せていくことにします。
2月27日。
山之口あじさい公園にて。
5月から6月頃にあじさいがいっぱいに咲くそうです。
今まだ、ただの雑木といった感じです。
これからどうなるんでしょうか。楽しみですね。
あじさい公園は標高200m強の丘陵になっていて、それも胸のあたりに位置しています。じゃあ頭はなんだろうと撮影場所のすぐ近く右手側の階段を登っていくと、お城がありました。
松尾城です。
大阪城や姫路城のような派手さはないお城ですけど、こじんまりとしていて、素朴な外観をしています。
鎌倉時代から室町時代に建てられたらしいですが、お城そのものはそのまま残っているわけではなく復元だそうです。
そのころのお城はたいてい戦闘に特化してつくられたそうで、金銀財宝を費やし装飾もつけて意匠を凝らすといった風ではないようです。立地を考えて防御に徹しようとしたのでしょうか。着飾る鶴より守る亀。そんなお城でした。この城を築いた肝付兼重はきっと、地味な人だったんだろうと思いました。
松尾城には展望台があります。
いざ展望台へ入る扉を開けて、外に立ってみるとものすごく強い風が吹いていました。
盆地の風です。
でも当たってみると、けっこう気持ち良いですよ。
さて帰ろうと降りてみると、珍しいものがっ!
丸い形をしている寄生木です。
訪れた際はどこにあるか探してみてください!
さて、あじさい公園の駐車場に車を停めたまま丘を降り、地元では有名な「腹切っどん」の石像を見に行きました。兼重神社のなかにありました。
僕は当初この伝説をパートナーから聞いて「腹切っどん」というのは兼重のことかと思っていたんですが、違うようですね。家臣の家定のことのようです。兼重さん、ほんと良い家臣に恵まれたなと思いました。この伝説が本当だとすれば、そんな人なかなかいませんよね。
「腹切っどん」に刻まれている梵字らしき文字と切り傷が、昔のアグレッシブな武将感を醸し出しています。よく分からないけどカッコイイですね。