焼き芋的ホクホクの続き

 

雨ですね~。

このブログを書いている時間帯は外がものすごい霧ががっていて、雨がしとしと降っています。近所の公園は外周が紅葉した木々で茂っていて、真ん中部分は砂で黄色っぽくなっています。なんとなくゴッホの絵みたいな配色の感じで、視界がぼやぁとしてきます。山下清の『神宮外苑・秋』にも似ているなぁと思えてきますね。山下清の作品を生で見たことがある人なら分かると思うのですが、彼の「ねじねじ」は凄まじいですよね。僕はその「ねじねじ」に山下清の手の温もりを感じられて、親密さを感じます。こういう感情ってどうして生まれるのか不思議です。僕的には、感覚器官の働きであることは間違いないとして、でもなぜそれが親密さという感情と関係するのかという疑問があります。「ねじねじ」と感情との関係を考察するには、たぶん機械と技能(クラフト)の関係をまず解き明かさないといけないとも思います。大阪のねじ工場の神話がここまで広がるのは、たぶん圧倒的な機械工業を前にしてもどこかで技能(クラフト)が必要だから魅かれるのでしょう。でも、ここでもなぜ技能(クラフト)はある一定(たとえば親密さ)の感情を引き起こすのかは謎のままです。誰かこの疑問に、試しに答えてほしいと願っています。僕も考えたいです。

 

さて、前置きが長くなってしまいましたが、またもやホクホク話です。

前回は駐輪場で働いている方をとりあげましたが、今回もその駐輪場でのお話です。

日曜日のアルバイトの帰りには、僕は最寄りの駅中の喫茶店で簡単な昼食か、あまりお腹が空いてなくてもホットコーヒー1杯をとることにしています。前日の準備から今日の午前中にかけてよく働いたな、うん、えらいぞ!!と慰めるためです(笑)。自分の機嫌は自分でとるしかないでしょう?

それで、今日は自転車でアルバイト先まで来ていたので、自転車をいつもの駐輪所に停めてから、喫茶店へ向かいました。お昼の時間帯はもうすっかり雨がばしゃばしゃと降っていたので、あ~今日は帰るときサダルはびしょ濡れだなぁと思っていたのです。そんな小さなことどうでもいいやん?尻ぐらい濡れて帰れよ?と思う方もいるでしょうが、ぼくはなんとなくそれが気持ち悪くて嫌なんですよね(笑)。

自転車を置いていつもの喫茶店に入りました。そこで2時間くらいゆっくりしていると、だんだん雨も小降りになってきました。よし今のうちに帰ってしまえ!と思って駐輪所に戻り、自分の自転車をとって、自転車についている領収書(?)をゴミ箱へ捨てに行こうと思いました。ゴミ箱はだいたい受付の横にあるのでそこで捨てると、

なんと!! 受付のおじさまがサドル拭き用のタオルを用意していてくれていました!! す、すごい(笑)。このおじさま方は雨の日はお客さんのお尻濡れ防止のことまで考えているのか、と思ってびっくりしました(笑)。いや~、すごくないですか?そんな細かいところまで考えて運営しているなんて。もうはぁ~(感嘆)という感じです。こう、そんなに大きなことではない(利用させている身なのに上から目線ですみませんが)けど、ちょっとした(その思考は「ちょっと」どころではないのですみません)ことに気が回せるというのがすごいです。ほんとうにいつもありがとうございます。ホクホク。

では、みなさんのホクホク話もいつか聞かせてください。ほなまた。